A. 腫れや赤み、軽い痛みが出ることがありますが一過性ものがほとんどです
「ボツリヌス治療について、帰宅後に違和感や腫れなどの症状や副反応が出ないか心配です。だいじょうぶでしょうか?」
このような不安を感じる方がいらっしゃることは自然なことです。
不安を感んじた場合には問診の時に何でも質問して下さい。
事前の問診や診察でよくご説明してから治療に入りますし、体質や服薬状況など体調や持病などの理由によって不適合な場合には行いませんのでご安心下さい。
もちろん、相談や問診日に必ず行わなければならないということはありません。不安が解消されてから治療に入り、その後も効果が実感できてから継続の可否を判断することが大切です。
副反応はゼロではありませんが、多くの方は注射部位の赤み・腫れ・軽い痛み・内出血(青あざ)が一時的に出る程度で、通常は1〜数日で回復・改善します。
顎(咬筋)に注射した場合、噛むと疲れやすい・硬い物が食べにくいなどの違和感が一時的に出ることがありますが、薬の作用は可逆的(時間と共に元の状態に戻ること)です。これは効果が永続的ではなく数ヶ月程度の日数が経過すると薄れていくということでもあります。
ごく稀に笑顔の左右差など機能面の変化が出る報告もありますが、多くは一過性のものです。
当日の注意として、注射部位をこすらない・強い運動やサウナ・長風呂・飲酒を控えるなど、血流を急に高める行為は避けてください(内出血や腫れを助長する恐れがあるため)
同じくごく稀に嚥下(えんげ)しづらい、発声のしにくさを感じることがあると報告されていますので、そのような症状が強いかったり、痛みや腫れがひどい・発熱が続く・飲み込みにくい・息苦しいなどの症状がでた場合は、すぐに当院へご連絡ください。
※治療を開始する前に十分に説明や問診をさせていただきます。
副作用や禁止事項、ダウンタイムなどについてもご納得・ご同意のうえで治療に移りますのでご安心下さい。