A.安全性が高い治療ですが副作用について解説します
歯科医院でのボトックス治療は「咬筋ボツリヌス治療」と呼ばれるもので、お口の周りの筋肉に限定して行う治療です。
まず、もともと薬剤の効果は徐々になくなっていくことが特徴です。
効果が永続的ではないことを意味していますが、思っていたような効果がない場合や違和感が万一怒った際でも時間の経過と共になくなっていくということでもあります。
歯科医院では、使用する範囲や薬剤の量も限定的のため、安全性や副反応などのリスクが少ない治療ですが、一時的な腫れや違和感が起こることもあります。
ごくまれに、下記のような副反応が出ることがあります。
- 腫れや内出血のような症状が出る
- 表情の左右差を感じる
- 普段よりよだれが出やすい
- 食事や飲み物が飲み込みにくい感じがする
- 声が出しにくい
症状が強い・改善しないと感じたら、すぐに当院へご連絡いただくことが大切です。
また、注射当日は飲酒や激しい運動、長時間の入浴やサウナなどを控えていただくと安心です。
どのような薬や医療でもリスクゼロではありませんが、元に戻っていくことはリスクが低いと捉えられる根拠となっています。
逆に「歯ぎしり・食いしばり」や「顎関節の痛みの緩和」をはじめとした歯科領域の症状に効果が認められる場合でも3ヶ月〜4ヶ月ほど経過すると効果がなくなっていきます。
そのため当院では筋電計で効果を計測して可視化しながら、必要に応じて定期的な「咬筋ボツリヌス治療」を提案しています。
その他、不安なことがあればお問いわせ下さい。