A. ほとんどの場合、普段の表情が大きく変わることはありません

適切な筋肉に対して、最適な分量を使用しますので普段の表情が変わってしまうようなことはありません。

まれに薬の作用が歯科治療の主な目的である咬筋という筋以外の表情筋(口角を引き上げる筋など)に及ぶことがあり、笑った時に口角が上がりにくい、左右差が出るといった変化が一時的に起こることがあります。こうした表情の変化は起こり得る副作用として学術的にも報告されておりますが、ほとんどが数日のうちに元に戻ります。

当院では、歯科治療の目的の筋だけに最小限の薬剤量で効果を出すことを大切にしています。

そのため、より正確に安全に治療を行うために筋電計という計測機器を用いて効果を計測、数値として可視化しています。

具体的には、用量・深さ・刺入位置を慎重に行うことで、薬剤の周囲の表情筋への拡がり(拡散)を避けることで、表情変化のリスクを下げています。
一般に、表情に変化を生じさせてしまうような症状になるということは、過量投与や不適切な深さ、部位、拡散が副作用の原因です。

細心の注意と計測機器を用いて最適な治療を行っておりますが、当日のお願いとして、注射部位を強くこすらない・長時間の激しい運動やサウナ・飲酒を控えるなど、血流を急に上げたり圧を加える行為は避けてください(内出血や意図せぬ拡散の予防になります)。

もちろん、極端に神経質になってしまったり、ふだんの生活や表情の動きまで極度に制限する必要はありませんのでご安心下さい。

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